概要
コマンドにより色々な動作をドライバ−に指令出来ますが、その都度通信によりコミュニケ−ションするのはホスト側の負担になる場合もあるでしょう。
又、実行時間が問題となる様な処理、例えばアラ−ムの処理や現在値による動作の変更などは、ドライバ−が処理出来れば便利です。
メイルボックスは、この様な指令を予め予約出来るプログラムエリアです。ドライバが標準で備えているコマンドをそのまま使用できます。
基本仕様
対応言語 | MOV/1 | MOV/2 |
対応機種 | SVD,SVY | SVE,SVF |
プログラム容量 | シーケンス領域 225行 イベント領域 10行 |
シーケンス領域 1000行 イベント領域 100行 |
ユーザ変数 | 16個 | 16個 × 4種 |
データテーブル領域 | 24個 × 2種 | 256個 × 1種, 128個 × 1種 |
スキャンタイム | 約3msec | 約2msec/約1msec |
記憶機能 | オブジェクト | オブジェクト/ソース |
対応機種は、上記シリーズで型式名に「*HMB」のつくものです。
なお、該当機種以外のものをご使用の場合も、改造によりご利用いただける場合があります。
詳しくは、弊社までご連絡くだい。
新規ご購入の場合、ご注文の際に「メイルボックスオプション付」と御指定願います。
プログラム例
・コンパイル前プログラム(test.mb)
SQ 1 () MASK 2 () SVON 3 (#STAT, 0=1) ABS 'サーボレディを待ちます 4 () P=200000; 5 () V=2000 6 + ($PACT>190000) GOTO, 9 ' 折り返しスイッチ無視域に達したら、先に進む 7 + (#INST, 0=1) GOGO, 10 ' 折り返しスイッチにより10行へ 8 () GOTO 6 ' 条件チェックを繰り返す 9 (#STAT, 1=0) ' 移動完了を待ちます 10 () P=0; 11 () V=3000 12 (#STAT, 1=0) TCLR 13 (#TIME>500) GOTO, 4 ' 500ms待って4行目から繰り返し /SQ